〜こんな時には・・・〜
何かおかしい、いつもと違う?そんな時はいつ訪れるか分かりません。
夜間や休診日に調子が悪い・・・救急にかかるほどでもないけれど・・・
そんな時に参考になさってください。
@血圧が急にあがった時
普段は安定しているのに急に血圧が上がった、という場合、その原因は、心身のストレスが最も多いと感じます。心身の安静にて改善する場合がほとんどです。睡眠薬や安定剤の手持ちがある方は、使用して休まれるとよいでしょう。また、痛みによっても血圧は上がりますので痛み止めも効果はあります。かなり以前に舌下に入れていた薬剤(アダラートカプセル)は、急激に血圧を下げ、不都合があり最近ではほとんど使用されていません。
ただ頭痛・嘔吐・四肢のしびれや動きにくさを伴う場合は、脳血管障害(特に脳出血)や高血圧脳症といった緊急疾患である場合もあります。このような症状があれば救急車を呼んでください。 |
A動悸を感じた時
ひとくちで動悸と言っても不整脈である場合もあれば、単に速い脈、脈を感じることを動悸と表現されることがあると思います。救急受診(緊急性があるかどうか)の判断は、随伴する症状で判断していただければいいと思います。下記のような重症感がなくても日中であれば受診し、心電図でつかまえることができればその後の治療方針につながりますので受診して頂いたほうがよいでしょう。
例えばフラフラして立っていられない(または起き上がれない)、顔色が悪い、胸痛や背部痛がある等のことがあれば救急車を呼んでください。 |
B胸が急に痛くなった時
健康な方でもズキッとする程度の痛みはありますが、ほとんどの場合は少し気になる程度のことが多いと思います。その場合、安静にしていて治まるようなら救急受診の必要がありませんが、翌日にでも受診が必要です。初めて感じる重症感(吐き気や冷や汗)を伴う痛みは心臓・大血管・肺の重大な疾患の可能性があり救急車の適応になります。 |
なかやまクリニック内科・循環器科
院長 中山 徹
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高知東メディカルスクエア 3階
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